軽くて壊れにくくて使いやすいプラスチック製品。
ペットボトルから赤ちゃんのボトルやおもちゃまで、今の世の中プラスチックのもので溢れていますよね。でも、その安全性、もしくはその毒性について調べたことありますか??
ペットボトル、缶詰の缶、タッパー、サランラップ、ストローなど、どれかしらは毎日使っていませんか?
そんなプラスチック、便利で使いやすい反面、熱に弱く、有毒物質が溶けやすいという難点があるんです。
人の健康に影響する量ではないといわれていたりするんですが、それって本当に大丈夫???
私が思うに、市場にある物がある一定の基準をパスしたからといって安全だと信じ込まず、知識をもって食品や製品を選ぶことって重要だと思います。
特に子供たちにとって害があるかもしれないものには親である私たちがちゃんと知識を持って避けてあげたいですね。
Contents
- 1 特に避けたいBPAとPVC
- 1.1 1 ポリエチレンテフレート polyethyelene terephthalate (PETE)
- 1.2 2 高密度ポリエチレン high-density polyethylene (HDPE)
- 1.3 3 ポリ塩化ビニル vinyl, polyvinyl chloride (PVC)
- 1.4 4 低密度ポリエチレン low-density polyethylene (LDPE)
- 1.5 5 ポリプロピレン polypropylene (PP)
- 1.6 6 ポリスチレン polystyrene (PS) ポリスチレン
- 1.7 7 その他(ポリカーボネート、アクリル、乳酸エステル、ファイバーグラスを含む) other (includes polycarbonate, acrylic, polylactic acid, fiberglass)
特に避けたいBPAとPVC
ラベルによくBPA Freeという表示を見かけますよね?このBPAという物質、正式名称は「ビスフェノールA」(Bisphenol A)という化学物質です。
BPAは生殖機能に影響し、人間のホルモンであるエストロゲンに類似した作用を示すエストロゲン物質なんです。そして前立腺癌、乳腺癌、思春期の低年齢化、生殖器官の異常にも影響すると言うデータもあります。
その他にも糖尿病、癌、子供の学習障害、近年多発している子供のADHD(注意欠陥・多動性障害)にも関連があると言われている怖い物質です。また、成人のうつ病などを誘因するなどの報告もされているそうです。
缶詰で、トマト缶がなぜ危険といわれるのかというと、缶内部のコーティングに含まれているのがBPAでそれがトマトの酸によって溶け出してしまうことがあるから危険だと言われています。なのでBPAが使用されているものは危険だという事になります。
PVC(ポリ塩化ビニル)のプラスチックにはフタル酸が含まれていて、
このフタル酸が環境ホルモンと呼ばれているもの。食べ物とともに 体内に摂取されるとホルモンバランスを崩したり、障害児が生まれる可能性があるといわれています。
ただどの程度の量で問題が起こるのかは分かっていないみたいで、先進国 では血液にこれが混じっていない人はほとんどいないそうです。
プラスチックにもいろいろ種類があり、添加されている成分も異なります。
熱により溶け出す化学物質の量は種類によって異なるそうですが、やはりすぐに健康への影響はないという声が多い事も確かです。しかし上記の2つに関しては少々注意が必要であるように思います。
昔は分からなかったが今になって危険性が見えてきて使用をやめたり、改良が進んだ石油由来製品は少なくありません。
では、どうやって手っ取り早く害のある可能性が高いプラスチックを見極めれるかというと、プラスチック製品の裏をみると三角の中に数字が書いてある表記があります。
これはリサイクル材質識別マークというもので、この三角マークの中の数字がプラスチックの樹脂製品の材質、つまり毒性を見分ける基準となります。
以下がその内容です。
1 ポリエチレンテフレート
polyethyelene terephthalate (PETE)
ペットボトルに使われている透明なもの。ホルモンに悪影響を及ぼすテレフタル酸が滲出する可能性が指摘されている。
2 高密度ポリエチレン
high-density polyethylene (HDPE)
牛乳、ジュースなどの容器、ゴミ袋、シリアルの箱、ヨーグルト、マーガリンの容器に使われている。また化学薬品に強いので洗剤や台所用クリーナーなど家庭用薬品系のボトルに使用されている。特に問題はないとされている。
3 ポリ塩化ビニル
vinyl, polyvinyl chloride (PVC)
癌を誘発、体重や骨密度減少、肝臓や精巣の障害を引き起こすと要因となるDHAを含有。ダイオキシンも放出。
子供のおもちゃやバック、プラスチックカップ、食品を包むラップやラップフィルム、スナック菓子の袋などに使われている。体内に取り込まれやすく、喘息や肺に影響を与える恐れもあると言われている。使用を避けたいプラスチックの一つ。
4 低密度ポリエチレン
low-density polyethylene (LDPE)
ボール紙、牛乳容器、パンや冷凍食品の袋、スナック菓子の袋など熱が加わると縮むプラスチックフィルム系に使われていて、特に問題なしと一般では言われているが実際のところは疑問。
5 ポリプロピレン
polypropylene (PP)
使い捨てのコップや皿、ヨーグルト容器、ケチャップ容器など耐熱性があるので電子レンジに入れても、食洗機に入れても大丈夫なプラスチックとして使用されていて一般的には特に問題はないとされている。
6 ポリスチレン
polystyrene (PS) ポリスチレン
発泡スチロールやボトルキャップ、テイクアウト容器やスーパーの食品トレイ、おもちゃなどに使われる事が多く、がん、皮膚や目や呼吸器官の炎症、神経障害などを引き起こす事が懸念されている。熱に弱いため、テイクアウトやコーヒーのフォームカップなどは注意が必要!使用を避けたいものの一つ。
7 その他(ポリカーボネート、アクリル、乳酸エステル、ファイバーグラスを含む)
other (includes polycarbonate, acrylic, polylactic acid, fiberglass)
BPA(ビスフェノールA)を含有していて1〜7の中では最も危険度が高い。プラスチック加工された金属缶、飲料容器、哺乳瓶、耐熱容器、食器類など、こちらも幅広く使用されているのでこれは使っているもので発見したら要注意。
上記の内容から、1.2.4.5.は比較的安全だといわれているもの(4はトマト缶以外)。3.6.特に7は使用を避けたほうがいいプラスチック。
7が厄介なのは材質が危険なことだけでなく、市場に幅広く出回っているということ。コンビニ弁当のプラスチック容器だとか、お惣菜売り場にタダでおいてあるうすっぺらい透明の容器などがこの7の材質で作られています。
なんとプラスチックの哺乳瓶にも使われているものがあるそうです。ミルクを作る時には熱湯を注ぐのでBPAが溶け出すことが予想されます。最近ではBPA-Freeの哺乳瓶も出ていますが、その他使われている材質が安全とは保障できません。
3と6はBPAと似たような有害成分が入っているので、7と同様注意が必要です。BPA Freeと書いていあっても結局は安全とは言い切れないという研究データもあるみたいです。
結局はプラスチックに熱を加える、熱いものを入れる、暖めるようなことはしないほうが懸命です。何かを長期保存する場合など3、6、7のプラスチックでの保存は有害物質が溶け出す可能性があるので避けたほうがいいです。
結局のところ私の意見としては、害があるといわれているものはもちろんですが、どんなに安全といわれているプラスチックでも、可能であるならばできるだけ避けたほうがいいんじゃないか、と思います。
我が家でも特に子供の水筒、食器、お弁当箱、ストローやコップなどはできる限りステンレスのものを使用するようにしています。ステンレスなら落としても陶器やグラスのように壊れることもないし丈夫です!
今までプラスチックの害なんて気にしたことがなかった!っという人はこの機会にお家にあるコンテナや子供の食器など、裏側を見たりしてチェックしてみてください。
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https://purelifeproducts.com.au/product-category/containers-bottles/
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参考サイト
http://www.plastipure.com/science/
http://www.organaturics.com/is-plastic-safe
http://dolovelifestyle.blog.fc2.com/blog-entry-19.html