息子のEczemaと自分の今まで抱えてきた健康問題と向き合うために、イベットのところに通って4回目。
最初の血液検査で甲状腺や排卵に関するホルモンがうまく作用してないので、下垂体が正常に起動してないんじゃないかといわれ、ストレスが主要な原因だと思うよといわれました。
そして、ピロルリア陽性の診断を得て、今までの自分が抱えてきた問題解決への糸口のひとつが見つかったように思います。
初めの頃は息子、海くんのEczemaを治すことを優先にしていたので、血液検査、尿検査、OLIGOSCANをするようにいわれて特殊なこの尿検査は検査キットをオーダーしてもらったり時間がかかり後回しにしてしまっていました。
しかも、海くんのEczemaを治すことばかりに集中していた私はこの尿検査がなんのためなのかちゃんと確かめることもしてなくて、ミネラルか何かの検査だと思っていたんです(――:)
この検査はドクターの考えるところがあって要請されたもっと特殊なテストでした。
海くんのEczemaが落ち着いおて忘れていたころに結果がきたこのテスト。
ドクターに“It’s positive.”といわれ、一瞬 ”ポジティブ??“とはてなマークになってしまった私。。
そのあと説明を聞いてびっくり!こんなところにも原因が!
1回目の受診の後に行った血液検査とOLIGOSCANで亜鉛値がすごく低かったんですが、それもこの結果と関連していました。
まずは私も初めて聞いたこのピロルリアという症状。調べてみました。
ピロルリアとは、
ピロルリアとは尿中にクリプトピロール(単にピロールとも呼ばれます)
という物質が多く検出される障害です。
ピロールは血液の成分で酵素を運搬するヘモグロビンという赤色のタンパク質をつくるときに副産物としてできてくる物質です。
健常な人では100mlの尿中に4~8μgのピロールが見出されます。
この値が、
・軽度のピロルリア … 10~20μg
・中度のピロルリア … 20~50μg
・深刻なピロルリア … 50μg以上
となります。
尿中のピロールの分析で問題となることは、適切な検体が試験機関に届き難いことです。
ピロールは、常温や光に当たると迅速に分解してしまうため、採尿して直ちに冷凍し、そのままの状態で試験期間に送付しなければ、ピロール値の正確な測定はできません
このため、アメリカでも尿中ピロールの測定は簡単ではありません。
簡便な方法は、症状からピロルリアなのか、そうでないのか見当をつけることです。
イリノイ州のファイファー治療センターのウィリアム・ワルシュ博士は、これまで30年にも渡り栄養療法を続け、14,000人以上の患者を治療してきました。
ピロルリアの特徴的な症状に、
・発育不足、不愉快な体臭
・思春期の遅れ、皮膚の引っ掻き傷
などを挙げています。
大抵の人の尿中にはごく少量しか存在しないピロールですが、次に挙げる特定の人の尿中には、異常に多くのピロールが存在することが確認されています。
- 統合失調症患者の30%
- 精神疾患患者の40%
- 精神疾患を抱える子供の25%
- アルコール中毒患者の40%
- 健常者の10%
この事実から、生体内でのピロールの化学反応の異常(代謝異常)と心の病には密接な関係があることが解ります。
また、ピロールはビタミンB6と亜鉛を捕まえて一緒に尿に出て行ってしまうのです。
ビタミンB6(ピリドキシン)は、たんぱく質の代謝を促すビタミンです。
皮膚、髪、歯などの形成や成長を促すので、成長期の子どもや妊産婦には重要です。また、脳内でアミノ基を移動させる酵素の補因子となり、多くの伝達物質の生産に関わっているため、脳内の伝達物質のバランスを保つのに欠かせません。
もしビタミンB6が不足すると
・ドーパミン、ノルアドレナリン
・セロトニン、メラトニン
が十分にできません。
そうなると、脳の興奮が足らなくなり、やる気が失せ、うつ病が発生します。
また、仕組みはまだ解明されていませんが、その反動によって脳がやたらに興奮して不安障害に陥ることもあります。
生体内ではビルビン酸から乳酸ができます。
乳酸は疲労物質であるとともに、蓄積すると不安を発生させる不安物質でもあります。
ビタミンB6はこの化学反応を遅れさせる働きがあるので、もしビタミンB6が不足すると、乳酸が蓄積するため不安となります。
亜鉛不足は多くの障害の原因となります。脳で、亜鉛は少なくとも百種類以上の酵素の補因子となっているので、亜鉛不足は感情を著しく不安定にします。
不安とうつ病は、点滴からの栄養不足によって発生した亜鉛不足の患者によく見られます。
こうした患者は、亜鉛をサプリメントとして補給することで、うつ病から迅速に回復ができます。
亜鉛は、免疫系の働き、脳の発達や働きに重要な役割を果たしています。
したがって、亜鉛が不足すると
・脳の発育や性的な発達の遅れ
・食欲不振、味覚異常、嗅覚障害
・イライラ、疲労、無感動
・健忘症、うつ病
といった多くの感情にかかわる障害が発生します。
また、最近の十年で、亜鉛不足と拒食症に因果関係があることが50以上の論文で報告されています。
さらに、亜鉛には、脳から 銅、鉛、水銀、カドミウム などの有毒な重金属を取り除く働きがあることが判明しています。
脳内で亜鉛が欠乏すれば、銅のレベルが上がり、
・パラノイア、暴力、気分の激変
・この世で現実にはあり得ないものを見る幻覚
・誰もいないのに音が聞こえる幻聴
などが発生しやすくなります。
鉛がハイレベルになると、学習や行動に障害をもたらします。
また、水銀の毒性は、
・不安や感情の不安定化
・過剰な反応、不眠
を招きます。
カドミウムがハイレベルになると
・多動(落ち着きがなく動き廻ること)
・幻覚を引き起こし
脳の神経細胞にダメージを与えます。
以上のことから、ビタミンB6と亜鉛を適切なレベルに保つことは、脳と身体の健康を維持するための絶対条件であることが解ります。
もし、この条件が満たされないと、元々心身共に健康な人であっても、感情が安定しなくなってしまいます。
また、ピロルリアの人が適切な治療を受けないならば、孤独を好み、ストレスを受けるような厳しい状況を避けて生きるようになることが判明しています。
また、ピロルリア自体に強い匂いがあるので、ピロルリアの人はわきがなどの体臭がひどかったりすることもあるらしいです。。私は体臭がひどくないことを願います。。。(――;)私の周りにいる方々、私におってましたかね(><)???
そして最後にあるようにストレスを避けて生きるようになるとありますが、抗不安剤などを服用するようになった10代の頃、私はまさしくあまり人と関わることが苦手でした。
人から嫌われることが怖くてあまり積極的に友達の輪を広げることができなくて、それがストレスになるなら一人のほうが楽、と思ってました。。
そんな気持ちになるのも身体の中のビタミンやミネラルバランスが関係していたなんて、、ほんとに人間の身体って複雑ですね。
この治療のためにはイベットから亜鉛やvitaminB6の他にもいろいろサプリメントをとるようにいわれています。
ストレス軽減のためには、Feeling Code というマインドトレーニングみたいなものもやるようにいわれているんですが、海くんのことで必死で中途半端なまま。。これからきっちりやっていこうと思います。
また、このFeeling Codeについては詳しく書いてみたいと思います。